タシギを焼かずに~初の汁ものに挑戦~
2015.02.06 10:33|猟と獲物のお料理の話|
は~い!!
元女子高生とハンターのみなさ~ん!!
今日はタシギをお汁にしたお話です。
元女子高生とハンターのみなさ~ん!!
今日はタシギをお汁にしたお話です。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
政治のお話をするのは嫌いですが、来年から各県に納める狩猟税が半額になるとかなんとかで(まだ決定してないらしい)、久しぶりに明るい政治のお話を聞きました。消費税は上がるというのに狩猟税が下がるとなると「金持ちの趣味の税金をなんで下げるんだ!」なんて意見もネットでは出てきたりして、なるほど人の意見というのはまとまりはつかないものだと思います。まぁ、確かにお金がないと出来ないけれども、初期投資(鉄砲代など)を除けば、スマホをガラケーに変えて、携帯ゲームをせず、メイド喫茶に行かず、アイドルの総選挙とやらに参加するための聞きもしないCDを買わなければ多分猟はできます。僕はガラケーを使いゲームもしないしメイド喫茶にも行きません。加えておニャン子クラブ風のアイドルにも興味がないので猟が出来てます。秋葉原に先日用事があって行ったのですが、あのあたりでうろうろしている人達は僕よりよっぽど贅沢な趣味をしているので狩猟税があるならアキバ系税も徴収していいのではないかと思います。ただ、これがまたそうなるかというと、多数を占めるのはアキバ系の方なので我々可哀そうな絶滅危惧種であるハンターは今後も税金をとられ続けるでしょう。もっとも半額になるなら不満はないですね、税金を納めて猟をしていると胸を張って言えますから納税させてもらう方が嬉しいです。
さて、以前タシギについては書きました。そのときの記事はこちらです(ポチリで飛びます(→最初のタシギはやっぱり焼いて)。まぁ、その後ちょくちょくとタシギは獲りにゆき、そこそこの猟果にはなってましたが、もう猟期も終わりになってきたのでいつものタシギ場に行って、
3羽ほど獲ってきました。案外大変なんですよ、タシギを獲るの。またイラストかなんかで時間があれば説明できればと思います。先日のイラスト入りの記事は友人の評判も良かったからあのシリーズいくつか挿入できたらと思ってます。
獲物なんですが、一羽剥いてむると
脂がない......
この時期、雀もヒヨドリも脂は乗っていて、タシギも去年は大分脂が乗っていたのですが、今年はあまりよくないですねぇ。もちろんしっかり乗っているものはジュージューと焼いてたべるのもいいと思うのですが、今回脂がないので、スープをとって食べようとおもいました。タシギは捨てるところは殆どありません。頭も食べられます。今回のタシギは羽根が二つとも折れていたのですが、それ以外は傷がまったくありませんでした。手羽、ガラ、クビはスープを取るのにまわしました。頭とモモは焼き、胸肉と心臓、肝臓、砂肝、肺は団子にして具にしましたよ。今回全く内臓に出血が見られなかったので肺がとてもきれい(一番右の上にある赤い奴)で、団子に加えることにしました。
可食部が100グラムあるかどうかの鳥さんですから団子も小さくつくります。生姜と塩、それから量増しにちょっとだけ小麦粉をいれました。これをポトリポトリと出汁の中に入れます。出汁はタシギと生姜と塩と醤油だけです。
タシギ汁
乾燥ネギを入れました。ネギ買い忘れた(笑)しかし、まぁ、これは強烈な旨みがありました。タシギ一羽で二人分の出汁と団子を作ったのですが、とにかく旨みが強烈。味噌汁の代わりのお澄ましにと思ったのですが、如何せん味が濃すぎて、ご飯とおかずを食べて一休みするときに爽やかにすするというものではなかったです。たった一羽でこの凄さとなると今後タシギでスープを取るときは考えないと今回みたいに食事のなかでこの汁が浮いた存在になっちゃいますな。丸々一羽焼いていたときは骨まで余さずバリバリ食べてたわけで、この旨みが一瞬のうちに口に広がるわけですから、たとえ半羽でも満足するはずですねぇ。
この日のおかずは、
鹿のレバニラ
ということでこちらもなかなかの迫力。口の中はジビエだらけで流石に疲れちゃう感じかなぁ(笑)食事というのはやっぱりバランスが重要です。次回はタシギ汁には野菜などもいれ、汁ものとしてちょうどいいものに出来たらと思います。
*冒頭の文章ですが別に僕はアキバ系の人が嫌いなわけではなく、今ではメジャーになったああいう人達も実は鉄砲同様の趣味をしているんだとわかってもらいたかっただけです。誤解なきようお願いします。
スポンサーサイト