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主夫太郎2

Author:主夫太郎2
現在専業主夫です!
漁と猟の両方を楽しんでカミさんに栄養を供給するつもりでいます。以前お料理ブログをやってましたが不評だったので猟関係を交えながら僕の日常をレポートします。

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2014年度猟期こぼれ話1

2015.03.03 10:14|猟と獲物のお料理の話
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 は~い!!

ハンターと元女子高生のみなさ~ん!!

今日は猟のこぼれ話

お料理も獲物も出てこない

主夫太郎の文章とイラストだけの記事ですよん

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

猟期も終わり、これから10月まで猟ができないからもちろん猟の記事はリアルタイムではもう書けない。僕は猟期中、猟が終わるとその日に起こったことをカミさんに夕食のとき話すのだが、カミさんが楽しいと思ったという話を選んで記事にして行こうと思う。いつも絵があるとは限らないがなるべく面白い記事にしようと思うので、お時間ある読者さんはお付き合い願いたいと思う。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

千葉で単独猟を行った最後の日だった。その日はタシギを獲ろうと思って順調に猟をして2羽ほど落としてなかなかゴキゲンだった。タシギを獲る日はこの日が最後だし、それでタシギが午前中で2羽、すでに午後の猟を初めてチャンスを何度か逃しているけれどもそれでもあと一羽くらい落とせそうな予感もあり精力的に田んぼのぬかるみを歩いていると、軽トラックからこちらを見ているおじさんがいる。あ、地元の人だな、これは凄くいい機会だから挨拶しようと思って近寄っていった。近寄ってゆくと、あぁ、以前僕にちょっと声をかけてくれた人だとわかって、ほっとした。「こんなところで撃つな!」なんて人もいるからだ。なんといっても地元の人の理解が鉄砲撃ちには欠かせない。鹿狩りなどを国有林でするならともかく、タシギのような田んぼで狩りをする猟は近くに農家さんのおうちがあったりするものだからなるべく挨拶などをしてちゃんと「撃たせていただいております」という態度を明示しておくことはとても重要。とにかく挨拶は欠かしてはいけない。

「獲れたかい?」

「ええ、タシギが2羽獲れました」

「獲れた!!そう!良かったねぇ。今持ってる?それ」

「いや、車にあるんですよ。」

といったらおじさんは少しがっかりした様だった。そういえば以前声をかけてもらったときはタシギが全く獲れてないときで獲物を見せてあげられなかった。見せてあげた方が地元の人も納得するだろうと思う。どんなものが自分達の田んぼにいてそれを東京からどんな奴が獲りに来てるのかわかるとそれはそれで安心するだろうと思うからだ。車に戻ってタシギをとってきて見せようかなと思ったとき、おじさんは軽トラのエンジンを切ってこんなお話をはじめてくれた。

「俺の小さいころはさ、チョウマンってのを沢山とったんだよ。昔はこのあたりも雪が降ってさぁ、そうすると、糸に針を付けてその先にミミズつけておくと、それ食ってさぁ、獲れるんだよ、チョウマンが」

「へぇ、釣りみたいですねぇ。で、チョウマンってのはタシギなんですか?」

「いや、知らねぇな、タシギってのは。俺らはチョウマンって言ってたよ。とにかくチョウマンしか知らねぇ。チョウマンって呼んでたんだから」

「口は長いですか?」

「いや、チョウマンの口は普通だな、長くない」

と、おじさんは昔の鳥をとった話を楽しそうにしてくれた。と、こうなるとタシギをとにかく見てもらおうと思い、

「おとうさんさぁ、あそこに見える車が僕の車なんだけど、その中に今タシギがあるからそれ見てみます?そしたらタシギがどんなかもわかるし。もしかしてチョウマンかもしれないよ。僕とってこようか?」

と、僕は自分の車を指さしながらおじさんに言った。するとおじさんは凄く楽しそうな笑顔を見せて、

「それじゃ、車まで軽トラに乗せるよ、乗りなよ」

「でも、僕の長靴泥だらけなんだ」

「かまやしねぇ、荷台にのればいいさ」

ということで、僕は荷台に乗って、というか載って、千葉の田園をノンビリと自分の車まで運んでもらった。ほんの短い間だったが、軽トラの荷台でガタゴトと揺られながら「何年か前なら僕がこんなことをしていたと想像できただろうか」と考えて、荷台から伝わる振動を尾てい骨に直接感じながら青い空を眺めていた。

「おとうさん、これがタシギなんだけど.....これチョウマンですかねぇ。」

「へ~こんな口の長い鳥が田んぼにいるんだ!こりゃチョウマンじゃねぇな、チョウマンはもうちょっと大きくて、色は茶色だったけど、こんなんじゃない。よく田んぼにいたんだよ」

「あぁ、それツグミのことじゃないかな。あれ今獲っちゃだめなのよ。昔はなんでもありだったけど、今は法律で獲っちゃダメってことになってるのよ。美味しいらしいけど」

「はぁ~ん、今は駄目なんだ、昔はなんでもよかったけどねぇ」

などと随分と昔の呑気さを懐かしむような口調でおじさんは遠くまで広がる田んぼを見ながらつぶやくように言った。きっと今の様に情報も流通も発達して美味しいものに貪欲になった日本では、ツグミだろうがヒバリだろうが獲っていいことになったらすぐいなくなってしまうに違いない。昔は呑気に地元の人が獲っては飼ってみたり食べてみたりしていたんだろうな。高速道路が出来た御蔭で僕だって東京に住みながら千葉に鉄砲を撃ちに来られるわけだが、古き良き頃の日本を少しは体験してみたい気もしたし、そんな時代に生まれたおじさんが少し羨ましくもなった。

おじさんはそれから、コジュケイのいる山に行く道や、地元の人が鉄砲撃ちをそれほど気にしていないことなど話をしてくれて、自分の田んぼはここそこだから、もちろん入って撃ってもいいが、ハウスは気をつけてくれ、なんて話をした。それでもって、最後に

「この山の裏に雉がいるよ、そっちに自分の田んぼがあって行くとよく雉歩いてるなぁ」

なんていうから一応場所を聞いてみて、後ほど視察に行くと伝えた。まだタシギが撃てそうだったから撃ったあと鉄砲が撃てるかどうか見に行こうと思ったのだ。それに、犬でもいなければ大抵は雉なんか獲れないし、場所さえわかれば来年でも師匠が犬を連れて入るかもしれない。まぁ、来年に向けての参考でいいだろうと思った。ところが鳥や鉄砲の話をしておじさんはとても楽しかったのかもしれない、

「後でなんて言わないで、連れてゆくよ、俺そっちの方にゆくんだから、これから」

なんていう。そうなるともちろん断れないし、こんなご厚意を無駄にする理由もない。正確な場所も分かれば周りの農家さんの反応も見られるし、農家さんに邪魔にならないような車を停めるところだっておじさんが教えてくれるかもしれない。まぁ、雉の方は期待もできないので、鉄砲はカバーにしまって僕はおじさんの軽トラの後を追いかけて案内してもらうことにした。

と、一方で最後、もう一羽タシギが獲りたかったなぁなんて思ったりもしていた。ん~雉なんていないだろうしなぁ、これも縁なんだろうな、なんて思いながら車を走らせていると、おじさんが軽トラから声をかける

「あれは何だい?」

とみると畑に沢山の鳩だ。雉を見つけにきて鳩だからそりゃ少しは拍子抜けするが、鳩だってご馳走だ。でも流石に鳩は鉄砲を出している間にみんな飛んで行ってしまうだろうなと思って僕は動かなかった。

「おとうさん、あれは鳩だよ。鳩」

「へ~あれ鳩?ふ~ん」

「うん。キジバトだよ」

「じゃぁ、あれは?」

とオジサンが軽トラから手を出してクルクルと回す

おじさんアクション20150303



あぁ、あれも鳩なんだけどなぁ...と思ったらなんと、鳩に交じって、

雉が!!

おい!マジかよ!!猟期がもう終わろうってときになんて無警戒な雉なんだ!!周りを気にせず餌なんかついばんでる。

「おとうさんあれ、雉だよ、雉!!」

ちょっと小声になった。

「え?なに?雉?」

「そうそう、雉ですよ!」

小声になった分、余計に会話をしてしまった。気付かれないことを願うばかり。自ら案内役をかって出たおじさんは凄く満足そうで、まだ軽トラから手をクルクル回して雉を指さしている。おじさん!もう目立たないようにしてちょうだい~。雉に気づかれちゃうよ!!アクション大きいよ!!な~んて失礼なことは言えない。なんと言っても雉がいるところまで案内してくれたんだから。

「雉でしょう、あれ大きいもんね、あれはオスかい?」

車が別々なもんだからオジサンは大声を出しておしゃべりしてアクションもまだまだ大きい。銃はカバーに入っているし後ろの座席だ。とにかくそっと降りて銃をカバーから外して弾を込めようとするが、オジサンの問にもこたえなきゃならない。半分上の空だが

「おとうさん、凄いねぇ、あれオスだよ。オスは獲っていいんだ。俺撃つよ」

「へ~オスは撃っていいのかい?」

「そうそう、オスさ。狙ってみるね~」

なんてまたまた大きな声で返事。気付かないでくれと願うばかりだが、そのあとオジサンは

「ここに車を停めるのは邪魔だな。もう少し先行こう。あっちにもいるし!」

ええ~~~!!そうかおじさんはハンターでないから犬がいない僕にとって雉がどれほど貴重かわからないし、雉は殺意のない農家さんを見てもそんなに逃げないから、いつでもいると思っているんだ!それにあっちにいると思っている雉が今ここにいるというのも分かっていないのだと思う。農家さんにとったらあちこちで頻繁に見るもんだからどこにだっていると思っているのだと思う。それは無理もないんだけどね、ああ、そうじゃないんだよ、おじさん!!雉って結構貴重なのよ!!って大きい声で言いたいけどもう心臓がドキドキしてる上に雉に気づかれたくないから言葉が出てこない。ああぁ、とにかく一発撃ったらおしまいだからさぁ、まぁ、いいやとにかく撃っちゃえ!!!と思い、僕が銃を構えようとした瞬間、雉が











雉気付く20150303

気付いた!!!




ひ~!!さっきまで餌に夢中だったのにぃ!!(本当にこんな顔してこっちみたのよ) 遊底をガチャリとしめて構えてみるけど、もうボサの中に逃げられてしまい、万事休す。あははははと笑ってしまった。まぁ、いいさ、今年の1羽より来年の2羽さ。案内してもらうだけで御の字!!十分、狩りを楽しませてもらった。その後おじさんは自分の田んぼを教えてくれたり、コジュケイが歩く道を教えてくれたり、鴨の毛が浮いてる小さな池なんかも教えてくれた。おじさんはまだ雉がいると思っていたのか、雉を見たところまで一緒に車を置いて歩いてくれたがもちろんそこには雉はいない。それでも随分と楽しそうに僕の話を聞いてくれて、昔の鉄砲撃ちの話までしてくれた。

鳩も逃げてみんないなくなり、ひと段落つくとおじさんとお別れすることになった。丁寧にお礼をいう。もちろん本当にありがたかったからねぇ。おじさんもどうやら家に帰るらしい。「後でなんて言わないで、連れてゆくよ、俺そっちの方にゆくんだから、これから」なんて言うのは僕に気を使ってくれたんだな。本当にありがたいの一言に尽きる。


僕のタシギ場の近くには鴨もいて、雉もいるようだ。去年は知らないことだった。僕がこの猟場のあたりに来て地元の人にできることと言えば挨拶とコンビニでお金を落とすくらいだったが、来年は車にお菓子でも積んで、またあのおじさんがいたら渡そうと思う。実に気持ちのいい僕の猟場ができた。いつまでもここで猟ができればいいと思う。ちなみに「今年の1羽より来年の2羽」と思ったのは本当なんだけども、雉を逃がしてしまったことはちょっとがっくり来ていたのか、その後再開したタシギ猟ではけっこう良い機会に恵まれたのだけど一羽もとれなかった。これも猟というものだろうな。

*後で調べたのですが、チョウマンとはトラツグミの方言らしいです。ん~おじさん、小さい頃随分と貴重な鳥を獲ってたんだなぁ。
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