タモと鮎をもらった酒匂川・主夫太郎からのお願い
2017.07.02 11:49|釣りと獲物のお料理の話|
は~い!!
元女子高生とアユ釣りファンのみなさ~ん!!
今日は楽しい釣りのお話しです
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6月のある日のお話し。今年はとにかく川が悪く、どこの川もそれほど釣果が上がっていないようです。もちろん色々な川がありますから知らない川で爆釣りになっているかもしれませんが、とにもかくにも雨が降らなくてあまり良い評判を聞きません。ところが我が愛する酒匂川は安定しており、釣果情報では10匹以上の釣果が常にあり優良です。と、言っても爆釣りまでは期待できないのでいつも3時半に起きるのにこの日は主夫太郎としては珍しく4時半に起きてゆっくり釣行しました。おとり屋さんに到着してもそれほどテンションが上がらず、なんとなくのんびり。コーヒーなぞご馳走になってゆっくりして、おとり屋さんとゆっくりお話ししました。元女子高生とアユ釣りファンのみなさ~ん!!
今日は楽しい釣りのお話しです
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おとり屋さんには僕が隠居していて適当な暮らしをしている話は以前していたのですが、まぁ、それほど詳しく話したことはなかったです。この日はそんな話も交えながら。
「今年はまだ3回くらいじゃない?」
とおとり屋さんに言われました。
「そうなんですよ。今年は川が悪いからカミさんから釣りの指令がでないんです。」
「今年は雨が降らないからねぇ。でもこの川(酒匂川)は結構釣れてるよ。他の川だと一桁だったりするけど、15匹とか釣れてるからねぇ。他の川に行く人から『そんなに釣れるわけないだろう』って言われるんだけど、釣れるんだからしょうがないよな」
とおとり屋さん。
「僕も15も釣れれば楽しいと思うんだけども、そもそもうちの場合カミさんが鮎を食べたくならないと釣りに来れないのよ。『そろそろ鮎食べたくないかい?』って聞くと『まだいいよ』って言われるもんだからここしばらく来られなかったんです。食いたくないっていわれりゃ出かけるわけにもいかない。」
と言ったらおとり屋さんは
「そうだよなぁ、こっちは釣り行きたいから聞いてるのにさぁ、あははははは。」
などと話しが弾みました。
「うちの場合は、カミさんがおとり屋さんのブログ見ていて、色々指令がでるんですよ。食べたくなっても釣果が悪いとアユ釣りの指令が出なかったり難しいんです。」
というと、
「本当?奥さんがブログ見てくれてるの??へ~うれしいねぇ」
と言ってニコニコ笑いました。確かにかなりうれしそうです。すると、おとり屋さんがおもむろに棚に手をやり、
「これ持って行きなよ」と
タモをくれました!
タモって調べてもらえばいいと思いますけど、こうやって天然素材でできていると結構高いです。中には4万円なんてものもありますぞ。僕は鮎の竿もタモも父からもらってますから無料で始められましたが、10万の竿に5万円の予備竿、2万のタモ、3万のウェーダーに1万の靴、引き船、おとり缶、漁業券、仕掛け、その他と計算するだけであっという間に30万近いです。竿を20万のにするとさらに10万円アップ(笑)そんなだから、タモを一個もらうだけですごくうれしいのですよ。
コーヒーのお替りを飲み干したころ、そんじゃ、そろそろ川に行こうってことになり、
「おとり3つ下さい」
と言いました。大体ふつうは2匹しか買いません。3匹買う人は少ないので、おとり屋さんは
「気合い入ってるねぇ」
と。
「いや、うちは僕とカミさんしかいないから一匹釣るだけで一人2匹づつになってほっとするのよ。おとりが二匹じゃ、二つ釣るまでプレッシャーだから」
というと、これもおとり屋さんにウケたらしく、
「じゃぁ、最初から4つもって行きなよ」
と3匹分のおとりの料金で4つくれました。もちろんこの日限りのサービスでしょうが恐縮してしまいましてねぇ。恐縮したまま釣りに行きましたよ。
午前中、5匹くらい釣ったあたりで、おとり屋さんが川に現れました。そもそもおとり屋さんなんて儲かる商売ではありません。酒匂川の場合一匹600円ですが、生かして飼っておくのはとても大変ですよ。だからおとり屋さんってのは商売抜きで自分が釣り好きだからやっている人が結構います。この酒匂川のおとり屋さんも午前中しか商売はしないで午後は釣りやってます。
僕は父から釣りを教えてもらいましたが、古典的な引き釣りという方法で、おとりの鮎を引っ張りまわします。どうもこれだと、この酒匂川では釣果がよくなく、おとりもすぐバテちゃうので、今年から「泳がせ釣り」という、完全なおとり任せの釣りをやろうと思ってました。本を読んだりして試行錯誤していたのですが、なかなかうまく行きません。この日はこのおとり屋さんが泳がせ釣り「上飛ばし(カミトバシ)」の指導までしてくれました。ああ、こうやるのかと分かると釣りも楽しくなり、釣果も伸びてきます。でもさすがはベテランには敵わず、僕が釣れないところでもおとり屋さんはサッと釣ってしまう。ん~おとり任せで釣りをするにしても、腕の差があるというのは不思議ですねぇ。僕が苦戦してると、僕の竿を持ってくれてこうやるんだと。するとあっという間にかかりました。
「さすが名人がやると2秒くらいで釣れちゃいますねぇ」
と言うと、
「はは。こっちは毎日やってんだよ」
と笑いました。まぁ、毎日やっている人には敵わんです。
「今日俺の釣った鮎もって行きなよ」
とまたまた太っ腹なおとり屋さん。毎日釣っているからお魚はそんなにいらないのだろうけど、それでもこちらとしてはありがたいお話しです。
「あのねぇ、鮎を冷凍するときは水ごと冷凍するんだよ」
と教えてくれましたが、
「はい、でも今日で全部食べちゃいますよ。この間は夫婦で25匹食べたから」
というと、
「ええ!25匹?二人で??いっぺんにそんなに食べるの?すごいねぇ。」
「そうですよ。僕が釣りをやる日は鮎でおなか一杯にするんだもの。」
というとまたまたおとり屋さんが大うけ。そんでもって二人の鮎を数えるとこの日もまたまた25匹という、これも楽しい偶然でした。というわけで一日中楽しい釣りでしたよ。
25匹は結構います!
ん~なんとまぁ、腕のない主夫太郎、どういうわけか釣行は常に豊漁です。もちろん食べ方は、
炭をおこして焼きましたよ。
また行こうと思います。さて、ここで主夫太郎からの
お願い
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