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主夫太郎2

Author:主夫太郎2
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漁と猟の両方を楽しんでカミさんに栄養を供給するつもりでいます。以前お料理ブログをやってましたが不評だったので猟関係を交えながら僕の日常をレポートします。

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安楽椅子でSTAPを~0章 事件のあらましと主夫太郎の違和感~

2017.08.17 08:03|安楽椅子でSTAPを
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STAP事件について、真剣に考えてみます

「古い話だからこそ今考えられる」

そう思い、安楽椅子から事件を考えます

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2014年1月28日、理化学研究所はSTAP細胞の論文の掲載に際し記者会見を華々しく開き、どういうわけかマスコミもいつになくはしゃぐものだから、一気に学問とは縁遠い人々(もちろん僕も含めて)にも関心を持たれることになった。もう少し私見を入れて述べれば、我々無教養な大多数の一般大衆はSTAP細胞という本当はよくわからないものよりも、小保方さんという若手女性研究者に関心を持ったのだと思う。「凄く頭の良い人達が日本で元気に研究していてノーベル賞級の発表をして、そこに美人がいる」というのが国民としてはかなり嬉しく、かつマスコミも取り上げやすかったのではないかと今振り返って想像する。小保方晴子氏という人が美人で白衣の代わりに割烹着を着ていたり研究室に置いてある機器にムーミンが描かれていたりして、我々学問と縁遠い人間が想像する研究者のイメージと全く違う特異な世界を醸し出していて、そこをマスコミが取り上げ「リケジョの星」などと騒いだものだから一般人にとってはSTAP細胞と小保方晴子氏は全くもって同義語になった。

小保方氏がワイドショーやネットで「かわいい」だの「巨乳」だのと今となってはどうでもいい事まで取り上げられてネタとして少し長めに引っ張られていたが、ある日からネイチャー掲載論文の捏造(ねつぞう)疑惑が起こる。最初は「まさか」という感じであったのだが、小保方氏の過去の論文でのコピペなどが指摘され、捏造疑惑が瞬く間に現実味を帯びてきた。その後は崖を石ころが転げ落ちる様に小保方氏も論文もマスコミやネットに貶められてゆく。全くもってよく解らない難しい専門用語がテレビで飛び交い論文が批判され、加えて小保方氏の学生時代の変な女の子具合や笹井氏と小保方氏との男女関係まで指摘されたりと硬軟交えた報道がされ一体どうなるのかと思った矢先、笹井氏が自殺をして小保方氏は決定的に悪女として扱われるようになった。

世間一般人がこの事件を忘れかけたころ、小保方氏が一冊の本を世に送り出す。それが、

STAP細胞最後

あの日

だ。「悪党に印税で儲けさせるだけだ」などと言う人も反小保方派の中にもいるが、僕としてはこの事件をテレビを通じてだけども追いかけてみて疑問に思ったことが幾つかあり、それを解説してくれないかと思い購入してみた。この本が僕に与えた最初の印象は「小説」というもので、真実の告白をドキュメンタリータッチで書いているものではなかった。真相の全容解明という点では少しがっかりもしたが、一方で小保方氏の心情が明示的、暗示的に書かれているという点はかなり興味を持てた。真相解明や全面謝罪を期待していた人には全くもって評価されない本ではあるが、僕のような科学の現代的教養が欠如していながらも、興味を少なからずもった人間にとってはかえってこの事件が「人間が起こした事件である」と再認識させてくれるもので一読ではなく真剣に深読みするべき本なのではないかと思えてきたのが、今回の企画のきっかけと言っていいと思う。


報道は小保方氏を「大天才かペテン師か?」という扱いしかしなかったように思え、小保方氏の人間的部分は随分と一方的な決めつけしか目にしなかったと思う。この本で彼女は「ちょっと運の良かったふつうの人間」であることを語っているようにも思える。「あの日」に書かれている鼻につく見栄や装飾やある意図を持った強調を人間が過去を後悔するのに「不可避の自己弁護的行動である」と読者側が正直に認めるなら、この本からいくらかの真実を、彼女の「心の動き」から読み取れる気がしてならない。そこで、今回はブログのタイトルにもあるようにこのSTAP事件を「あの日」の記述から安楽椅子探偵を気取り、もう一度見つめなおして見ようと思う。事故は必ずしもそうではないが、事件が起こるときは必ず「人の心の動き」がある。この心の動きを捉え、事件の真相の断面を得ようというのがこのブログの企画の主たる目的になる。もちろん彼女の心を探るうちに彼女の言葉に溺れかねない。

そこで、ジャーナリスト(毎日新聞記者)の須田桃子氏が出版した

捏造の科学者20170704

捏造の科学者

を、小保方氏の言葉に溺れ飲み込まれそうになったとき必死につかむ「藁」として傍らに置くことにした。この本は反小保方派とまでは行かないものの、再生医学とは畑違いの修士を出た程度である新聞記者が「捏造の科学者」と(多分小保方氏を)断言しているわけで少々意地悪な書き方をしている部分があるが、溺れるときにつかむ藁としては、まぁ、いいのではないかと思う。それに時系列に書かれた取材日記としては幾らかのセンチメンタルな記述があるもののそこそこの出来だと思う。この2冊の他、ネットや幾らかの本を参考にしながらの探偵ごっこになるが、読者の皆さんには気軽に僕と一緒に探偵ごっこを楽しんでもらえればと思う。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この事件に最も大きく関わった科学者としてSTAP論文の著者、

小保方晴子、元理研・研究ユニットリーダー

若山照彦、現・山梨大学教授

故・笹井芳樹、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB) 副センター長、


の3人を挙げるのに異論がある人はいないと思う(「捏造の科学者」の表紙は左から小保方、笹井、若山各氏)。ネイチャーに投稿された2本の論文のうち、アーティクルと呼ばれる少し長い論文は小保方氏のハーバードでの指導教官のヴァカンティ氏が、レターと呼ばれる短めの論文は若山氏がLast Authorになっているようだ(両方とも筆頭著者は小保方氏)。笹井氏はこの論文を作成段階からサポートし、宣伝にも携わった人でもちろん著者としても名前を連ねていた。「小保方氏が悪党で他の二人が被害者」、「若山氏が黒幕」などなど色々な説がネットを賑わしているが、僕はこの3人それぞれに妙な違和感があったのでまずそこを記述しておこうと思う。僕が感じた違和感とはつまり僕の心の動きだが、これは同時にこの三人の心の動きを捉えたのかもしれない。だから放っておいては事件の真相を見誤るかもしれないので、まずは僕が感じた違和感を整理しておこうと思う。


1.小保方氏への違和感

2014年1月28日、STAPに関する記者会見が開かれる。そこで華々しく登場したのが、その後「リケジョの星」などともてはやされる小保方氏であるが、この会見で小保方氏は、

「夢の若返りも目指せるかもしれない」

と述べている。適当にテレビを聞いていた僕が一瞬、「え?」とテレビの方を振り返ったのをよく覚えている(リアルタイムの記者会見ではなく編集後のものだったかもしれない)。もちろん「これを研究者が果たして言うだろうか?」という驚き、違和感とともに振り返った。たとえば物理の研究者が「夢の永久機関も目指せるかもしれない」と言ったらかなりうさん臭いがこれに相当するうさん臭さだと思う。記者会見でいくらかの誇大広告や我々一般人にもいくらか分かりやすく研究の目指すところを説明してくれたと解釈しても、時間軸の非可逆性に対する挑戦みたいなことを言うか?という印象だった。もちろんこの時点で小保方氏に疑惑の目を向けられた人はいないだろうし、僕もそうではなかったが、彼女がある意味「迂闊な人」なのではないかという思いは幾らかの人が持ったと思うし、実際僕もそういう印象を持った。

そしてもう一つ、小保方氏が記者会見で

「あなたは過去何百年にわたる細胞生物学の歴史を愚弄している」

と自身の研究をネイチャーの査読者に酷評されたことがあるというエピソードを披露したそうだが、少しでも自然科学に携わったことがある人間ならこれに強烈な違和感を感じると思う。というのも「科学者というのはこんな面倒臭いことを書面にするはずがない」からだ。論文を掲載拒否(以後リジェクトという)する場合には、科学的なミスを指摘するか、「この雑誌のレベルに達していない」と言う必要があるが、ミスの指摘にしろ「レベルに達していない」と言うにしろその結論には査読者は理由を「そこそこ」述べなければならない。「歴史の愚弄」という人格まで否定しかねない言葉を使う限りは歴史を愚弄している点を懇切丁寧に指摘しなければならないが、そんな苦労をしたところで「歴史の愚弄」ではリジェクトの理由になるはずないから(愚弄していても新規性のある素晴らしい論文なら掲載するべきだから)、歴史の愚弄について査読のレポートを書くことは実に骨折り損なわけだ。無償で査読を引き受けているうえ、ネイチャーほどのレベルの雑誌の査読者となるとかなり普段の業務でも忙しい人間のはずだからとてもこんな面倒なことを書く・するとは思えない。一見して価値がなければエディターに頼んで「バックログがたまっている(未処理の論文がたくさんあって手が回らない)」と書いてもらえば済むことでもあるだろう。また、一般にエディターと査読者は別であり、査読者がこのような酷い言葉を使ったとしても、最終的に著者に手紙を送るエディターが「無意味な文章」として削除する可能性が十二分にあると思うし無用な言い争いを避けるためにもこのような文章をエディターが削除することは妥当だと思われる。こんな意見が著者に届くというのはかなり低い確率だと思えるのだが.....



2.若山氏に対する違和感

捏造の疑惑がマスコミで取り沙汰されてすぐに若山氏が、

「(小保方さんを含む共同著者に)論文の取り下げに同意するよう呼びかけた」

とメディアを通じてリークしたのだが、流石にこの発言は思わず耳を疑いたくなった。原則として学術論文を共著で書く場合その責任は著者全員が負わなければならない。なぜならば、逆にその学術論文が世に出て称賛される場合、著者全員が称賛されるからだ。もちろん、主著者(筆頭著者・責任著者)とそれ以外の人達にいくらかの評価の差があることは事実だろうし、著者全員が論文全体に同じだけの貢献があるわけでもないのは事実だが、出版されればその著者たちの「実績」になるわけだし、引用される場合でも常に全員が著者として紹介される(あまり長いとet.alと略記されるが)。つまり著者群は一つの人格を持っていると言ってもいいだろう。だからあらゆる意思決定は少なくとも責任著者同士がはっきりとした合意のもとされるべきだが、若山氏の上記発言は合意の醸成の前に「知~らない!いちぬけた~!!」と言っているのと全く同等だ。こんな非常識なことをベテラン科学者がするということにものすごい違和感を感じた。実際この発言のあと若山氏は著者の中で、唯一批判の外に立つことができてマスコミから強く追及されることもなかったどころか逆にその潔さが評価され、以降彼が繰り出す一手一手が無批判に受け入れられていったように僕には思えた。まさにこの一言は神の一手となったが、小保方氏という若い研究者のアドバイザーであったという立場の人間が平然と打てる一手なのだろうか。


3.笹井氏に対する違和感

笹井氏がどういう文脈だったかその前後を聞いていないのでわからないのだけども

「論文執筆の最後に短期間関わっただけ」

とテレビで告白したことがあった(僕の記憶だと二か月と言っていた気もするが)。笹井氏は責任著者で本来はこの論文の内容を深く精査している必要があるが「実は論文としての体裁を整えただけで、著者になっちゃいました」と告白しているに等しい。これは「何か」と引きかえにしないと言えないセリフだ。まぁ、見方によっては「お手軽に一本!論文実績を増やしちゃいました」ともとれるこの告白を普通の科学者はできない。もちろん世界的に有名な笹井氏ともなると今更論文が一つや二つ増えたところで嬉しくもなければ何でもないだろうが、あれだけの宣伝を打ったうえに著者として名を連ねたのに、「実はあんまり自分は関係がない」という告白は自身の信用を一時的であっても失いかねないことは十分理解していたのではないかと思う(実際はこのような批判をうけることはなかったのが未だもって不思議でならない)。この騒動から逃げたくなっての一言か....とも思うが、笹井氏は亡くなるその瞬間まで小保方氏を庇い、ぎりぎりになるまでSTAP論文を守ろうとしていた。ただただこの一言だけが笹井氏が唯一打った逃げの一手で、ただこの一手をその後に生かそうとはしていない。この発言をした瞬間、笹井氏の心が一瞬にせよどう動いたのだろうか....



次回の更新では小保方氏に対する違和感にスポットをあて、人間小保方氏の一面をあぶりだしてみようと思う。あらかじめお断りしておくが、小保方氏をケチョンケチョンに言って悪女として悪口を並べるという結論にはならなかった。むしろふつうの人間だというのが結論だが、その普通さを幾分説明できればと思う。この普通さがどのように事件と関わるのか、そのあたりが安楽椅子探偵の頭の使いどころだと思っている。


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